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2010年3月
引き続きじゃがいものお話し。
植えつけ前にいい感じで伸びてきたじゃがいもの芽は、やはりそのまま伸ばしたい。
その方が植えつけ後の萌芽(目が地表に出てくること)も早くなるやろし。
とはいっても植えつけ前に芽を伸ばし過ぎると、もろもろの作業の過程で芽がとれてしまう可能性が高まる。
この点に関する浴光育芽の効果については昨日述べました。
この点では品種の違いも影響してきそうな気配。
ってのは、

男爵は芽が深くて、
しっかりと芽が保護されている!
さすがはキング・オブ・ジャガイモ!!
ジャガイモが……
植えられへん!
去年もそうだったが、この時期ひたすら雨ばかりで圃場がいっこうに乾かへん!
う~んやはり、気象の変化を先読みして先手先手の対処を心がけないと。
ってことは、2月半ばにはもうジャガイモの畝を立てとかんとあかんってこと?
そう考えると、冬にえんやこらと畑に有機物を運びいれる時間も一分一秒を争うシビアさが求められるわけですね。
農閑期?
なにそれ??
ま、過ぎたことをグダっても意味がない。
1週間程度の植えつけ遅れなら大きな失敗にはなりにくいでしょう。
ただし収穫時期が梅雨開始期とかぶるため、
その時期はまたシビアな勝負となるでしょうね。
ところで、今年のジャガイモはいくつかの点で去年と異なることをしてみた。
まず、浴光育芽。
↓before

↓after

購入時に白くひょろかった芽が発色し、がっちりとしてきた。
芽が徒長していると、イモを切ったり植えたりする過程でとれてしまう可能性が高くなる。
そう言う点では浴光は意味があるといえる。
この目的では1週間も浴びれば十分かな。
余談だが、
アントシアニンは紫外線から植物を守っているのだろう、
ってこともこの写真から見てとれる。
白菜のとうがたくさんついていたので食べてみた。

昨日のものとまた様子が違うことがお分かりでしょうか?
↓昨日の白菜

そう、上のものは定植が遅れて結球し損ねたものです。
両者のとうを食べ比べたところ、
明らかに結球白菜のとうの方が美味い!
甘くて、生でもかなり美味い!
水菜、小松菜、菜花などと比べても、白菜のとうが一番美味いと思いました。
やはり、
とう立ちに備えて葉に養分を蓄えていただけのことはある!
しかし難儀なことに、
写真を見ての通り、
結球白菜はとうが出てきた時点ですでに花が咲いている。
つぼみが付いてから結球部の外へ出てくるまでに時間がかかってるんですね。
改めて白菜のとうたちの生みの苦労が窺えるわけですが、
そうなると、
結球白菜のとうはかなり美味いけど、
超スペシャル期間限定・鮮度保持超困難ということになりますね。
ってこた、普通に考えると
激レア超高級食材ですよ!
なんとかタイミングを見計らって宅配のお客様にはお届けしたいと思っておりますが、
かなり難しそうです。
今日の白菜の様子。

何やら通常の白菜とは様子が違いますねぇ。
こんなときは、
アップ!

白菜のとう(≒花茎)が結球した葉を無理やりこじ開けて、
今まさに外界に生まれ出ようとしている!
おまえらの気合いに恐れ入ったぜ。
と言いたいところだが!
それなら元々から、不自然な結球なんかしてんなよ!
って突っ込みたい!
あ、でもそれじゃあ美味い白菜が食えないなぁ。
それは困る。
ってかそもそも、人間による品種改良によっていちいち結球なんかするようなものが選ばれたわけで。
結局は人間のエゴか…
…なんつうベタなお題目に帰結するかよ!!
結球という形質を獲得したことにより、
こいつらは人類優占時代の現代において爆発的に生息域を拡大できたわけでしょ?
生物にとって増殖することが”勝ち”であるなら、
明らかに”勝ち組”ですよこいつらは!
しかしよくよく考えてみると、
いったん野生に戻されると結球なんて形質を維持してるものは当然淘汰される。
じゃあ結球したから勝ちとは言えないか…
とはいえ、
種内の遺伝子プールに、結球したりカブになったり水菜になったりも可能とする遺伝的オプションを備えているという意味では、
Brassica rapaは、
やっぱり人間時代に適応した勝ち組だ!!
ナス科の種たちがようやく発芽に至りました。
といっても賀茂ナスだけですが。

賀茂ナスだけってことで品種による発芽の難易によるものかと言えばそうとは決めきれない。
この写真は育苗容器の中心部のもので、そこでだけ発芽しているから。
育苗容器の中心部というのは温床からの熱が最もこもる部分やし、水分も保たれやすい。
だから、
たまたま最も発芽に適した環境にいたのが賀茂ナスだっただけかもしれない。
ま、なことはどうでもいいとして、
当然ナス科は基本夏野菜なので発芽に比較的高温を要します。
だからホンマにもう、ドッキドキですわ!
今回は自分の苗だけじゃないですしね。
ああ、早く全部の種たちよ発芽してくれ~
わさび菜や大根は今のところ大丈夫ですが、
基本的に春はとう立ちの季節。
アブラナ科の葉野菜はのきなみとう立ちしてきました。
しかしタイミングは短いものの、
菜の花もまた美味し。

ぶっちゃけ、
菜の花用に栽培しているナバナよりも水菜や白菜のとうの方が美味い気もします。

ミツバチたちも菜の花を渡り歩いてせっせと蜜やら花粉やらを集めとりますわ。
花びらと同じ黄色で分かりにくいけど、足に花粉団子つけてますね。
花粉団子、かなり美味そうです。
何気に放置プレイ気味だったネギが…

綺麗に、
そしてかなり美味そうに育ってました!
まるで、
俺を忘れんなよ!!
とでも言うかのように、
その成長ぶりと強い芳香で存在をアピールしております。
サンクス、ネギ!!
たぶん手が回らへんな~とか、うまく育つかどうか自信ない、なんてときも、
種さえ播いてりゃこんな予想外の良いものが獲れたりする。
栽培においてはよくあることです。
もちろんこいつらの生命力のなせるわざなのですが、
種を播く(=可能性を生み出す)のは僕ら自身なわけで、
ダメもとだろうが何だろうがとりあえず行為する。
それが可能性につながるわけですよね。
逆に言えば、行為しなければnothing。
今この瞬間自分がどう動くか。
それだけがただ唯一の変化の原動力。
変化を求めるなら、
結果を求めるなら、
この思考が根幹。
あのわさび菜たちは今…
…も元気に葉を茂らせていますよ!

アブラナ科の中でも菜っ葉らと同じ種やと思うのですが、
こやつらはとう立ちが遅い。
大根とは別の理由があるのだろうか?
ま、葉野菜たちがいっせいにとう立ちし始めた最近にあっては、
未だとう立ちの気配を見せず茂り続ける葉ものは貴重です!
ってことで、

長期収穫を目指して追肥&マルチしてやりました。
ワサビ菜よ、
できることなら5月くらいまで頑張っておくれ!
<追記>
以下のコメントでも書いていますように、
わさび菜と多くの菜っ葉類(Brassica rapa)は別種のようです。
これが噂の…
血吸いバッタだ!

基本的に他のバッタと同じく緑色の体をしているが、
口だけ赤い。
なんとも不気味なやつです。
子どもの頃、
ガキ連中の間では血吸いバッタとして恐れられていました。
この口を見れば名付けた人の気持ちも分からんでもないですが、
実際はもちろん、
血ぃ吸うわけありません。
正式名称はクビキリギス。
虫たちの活動も始まってきましたね。
春もの野菜が種からその姿を現し始めました。

↑レタスの芽生え

↑菜っ葉の芽生え
いやぁ、
発芽を待つ間というのは
いつになってもちょっと不安になってしまうもんです。
無事に出てくれた芽生えたちよありがとう!
しかしこんなちっちゃい芽生えがでかいレタスやら何やらに成長していくわけで、
種の内側に秘められたパワーというものには、
毎度恐れ入る!
これから種播き・育苗エンドレスモードに入るわけですが、
冬を越す野菜(エンドウ、菜花など)の管理作業も迫ってきます。
雑草どもも勢いづき、除草作業などもアリ。
ああ、ついに春が来てしまったんやな、と。
休む間もなく春を迎えてしまった感が強いが、
野菜・雑草どもに追われるのではなくこちらからアグレッシブにいきたい!
一年目とは一味違うってとこを野菜・雑草どもに見せつけてやりまっさ!
わっさ~と茂っとりますわ!
ジャガイモが!!

去年の出荷残りのじゃがいもたち。
見事に芽がのびまくっています。

こうして見ると、
じゃがいもが地下茎である、ってのがよく分かりますよね~
写真中で左右に伸びている各枝分かれ(匐枝orストロン)の先にイモが付きますから!
写真のものはかなり伸びています(25-30cm)ね。
じゃがいも栽培において、
このような地下茎の高さと各匐枝の配置は土寄せの加減で操作できると思いますが、
果たしてどのような配置を目指すべきか?
一応メドはついているのですが、
水分、肥料、収穫、除草、マルチ、ネズミetc…
色々な要素を考慮してもう一度考えてみようと、
この写真を見て思わされました。
去年のイモよ、ありがとう!








