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2010年3月
菜の花の話しばかり引っぱりまくって申し訳ありませんが、
もうしばらくだけお付き合い下さい。
最近の我が主食である菜の花。
畑で摘みながら食べているとその味について気付くことがある。
摘みたての菜の花は甘くて美味しいのだが、
その甘味は特に摘みとられた茎の基部に集中している。
さらに、最も基部ではなくその少し上に集中している。

なんでやろ?
菜の花は短期間で急速に伸長する。
菜の花が出来始めると葉野菜の食味は急速に低下していくが、
花茎の伸長や花の形成のために糖やアミノ酸、脂肪酸などが葉から花茎の方へ移されるのだろう。
花茎がある程度の高さを得るためには、
当然繊維質でもってその機械的強度も同時に高める必要がある。
(ご承知の通り、菜の花は1mは越えるくらいに高くなる。)
よって繊維合成の材料として&エネルギー源として、糖が花茎の伸長部へと輸送・集積されると考えられる。
菜の花を摘むとき、
まだ柔らかい部分を選びつつなおかつできるだけ切片が大きくなるように摘み取ろうとする。
つまり、繊維合成が完了して筋の入った部分とまだ柔らかい部分とのちょうど境い目を狙って摘む。
となると、摘み取られた菜の花の最も基部の、まだ筋は入っていないけれども甘くはない部分というのは、
甘味成分である単糖(あるいは二糖)が繊維の成分である多糖へと変換され始めているが、まだ繊維形成が完了していない部分だと考えられる。
そして甘い部分というのは、
糖の輸送・集積は進んできたがそれらの多糖への変換はまだ進んでいない部分、と考えられる。
甘い部分が存在するということは、
繊維の合成による糖の消費よりも、輸送による糖の集積の方がスピードが速いのだろう。
ここから先は、セルロース合成酵素や糖を輸送する膜タンパクなどの活性の話しになり、分析科学の知見に依らないと分からないな。
とまあ、こんなことを運転中に思いましたとさ。
またまた菜の花のお話し。
適期の菜の花を収穫・出荷した後、
若干花が咲きすぎてちょっと出荷には適さないものを集めてみる。

花が咲いているとはいえ、食味はさほど変わりません。
のでので、
好き放題に食いまくる!
菜の花は背が高いので土が付くことはない。
急速に伸びるため、その他のゴミなんかが付着することもまれ。
そして虫もほとんど付かない。
なので、
水洗いの手間さえ省いてそのまんまサッと茹でる。
この辺が菜の花ならでは!!

こうすると、
調理にかかる時間はお湯を沸かす時間のみ!
お湯を入れて3分も待つ必要ないからインスタントラーメンよりもさらに時間が短く、
それでいて超ヘルシー!!
この、今が旬の超ヘルシーインスタント野菜料理、
逃す手はありません!
みなさんも是非!!

ってか!?
荒天の続く日々ですが、
その合い間を縫う短時間の穏やかな陽気の中で見られた光景。
ちょっと心なごんだ瞬間でした。
ま、そんなものは一瞬のことでして、
低温、多雨が続く中でもなお、
種播きなど各種作業は続く。
厳しい勝負が続きます。
本日は、
定例のセレクトファーム交流会!
春の味覚である菜の花の収穫作業を行いました。

そしてもちろん昼食で…

旬の味覚をふんだんに使った料理の数々!
(もちろんこの味噌汁だけではありません。)
ちなみにこの菜の花は白菜の菜の花でして、
通常では味わえないかなりレアな味覚を楽しんでいただけたかな、と。
白菜の菜の花は市販のなばなはもとより、水菜や小松菜などのさらに上をいく美味さです。
でもここだけの話し、
白菜のさらに上をいく菜の花というのもあるのですけれども…
通常の流通ルートには乗らない期間限定の旬の味覚たち。
自分の食べものをたいていの人が自分で作っていた時代にはありふれた食材だったのだろうけど。
今では貴重な食材。
(マツタケなどもそうですよね。)
こういう”失われた食材”との”再会”もまた、リアルな栽培現場に赴いて初めて得られるものなのでしょうね。
作り手にとってはなんでもないようなありきたりの食材たちも、
街の消費者の方たちには新鮮な驚きを与えられるのだな~、と。
こちらとしても気付きの多い交流会となりました。
ネズミやモグラ、はたまたイノシシまでも、
様々な獣どもの攻撃に日々さらされ続けていることは最近書き続けている通りですが…
本日、
育苗ハウスを閉めるために夕方畑に戻った瞬間、
また新たな刺客がやってきた!

こんのクソネコ!
堂々と畑に入りやがって!
と最近の条件反射的に怒りがこみ上げてきましたが、
よくよく考えるとこのクソネコ、
ネズミを食ってくれる可能性もないとは言えない。
(この太り具合から見てたぶんどこかの飼い猫だろうから、ないと思うが。)
だからこちらから激しい威嚇などはしないでおいた。
例のアイテムでモグラを仕留め、
そしてその仕留めたモグラを鳥に食われないようなところに置いて、
猫やイタチなどの肉食獣(雑食含む)に提供すれば、
肉食獣が畑に居着いて、
やっかいなネズミなどを自発的に駆除してくれるかも!!
なんて夢物語を描いたりもしてしまう今日この頃です。。。
でも実際、最近イタチも見たし。
なんやかんやとネズ・モグコンビの退治に精を出していましたが…
ネズ・モグどころではなくなってきました。
ヤツが…
予想以上に早くヤツが来やがったんですよ!!

人の足跡よりは幅が狭く、そして深い。
そう、
忌々しい豚めがまたしても畑を踏み荒らしやがった!!

あぁ、
植えたばかりのレタス苗が踏みつぶされちまった…
他にもタマネギなども。
掘り返された痕がないので今のところミミズ狙いではないように見える。
春の主食はタケノコだと聞いたが、
寝ぐらと竹林の間の通路としているだけなのだろうか。
どちらにせよ、実害が発生し始めた。
そしてヤツは二晩連続してやってきた。
この圃場が目を付けられた可能性もある。
植物性有機資材を多投している以上、このことは覚悟の上だった。
ただ、予想よりも早かった。
この圃場にはジャガイモ、タマネギなど重要な野菜が既に植えられているし、
春作はここだけで行う予定だ。
早急に対策を講じるしかない。
3月のうちはまだまだ寒い日が続きますね。
とはいえ、春には向かっているはず。
ってことで、
冬よりもネズ・モグコンビの活動が活発化してくるのも必然というわけですね!
タマネギ畝も例にもれず穴だらけにされてます。
穴を埋めても次の日にはまた穴が開いていた。
そこで、こんなもん設置してみました。

ネズミカゴ!!
一週間程度設置するも、
全く変化なし…
野ネズミはピーナッツ食わないのか!?
なんて贅沢な!!
とりあえず今の装備と知識ではネズミにはアプローチできないので、
モグラに焦点を絞ろう。
自作育苗培土で育てられたレタス苗。
定植が完了しました!
![]()

葉もの野菜の苗は若苗定植が基本。
育苗は狭い面積でまとめて管理するからこそ意味があるわけで、
苗あたりの土の量が少ないのは必然的。
育苗期間が長くなると、育苗容器内の少ない土の中で根が所狭しとはびこることになります。
根がはびこるほど培土内の肥料の消費が激しくなり、肥料切れの危険が高まる。
そもそも狭い範囲内で根が絡まり合うこと自体、その後の生育を悪化させると思います。
ま、そんな感じで、根鉢さえ形成すれば圃場の準備が整い次第さっさと定植してしまうべきというわけなんです。
雨が本降りになる前に定植を終えられて一安心。
さてさて、
あのレタスたちの様子はどうなってるかと申しますと…

本葉4枚目を展開しようとしている!!
例の純度100%自家製育苗培土は若干の不安もありましたが、
市販培土にひけをとらない育苗性能を見せてくれました!
さらには市販培土にはないであろう優れた効果も期待できると考えられるので、
(奇跡のキャベツ)
自家製培土は当ファーム栽培体系の中でレギュラーポジションを確保しそうな予感です。
もちろんいくつか課題も見えましたが、
たいした手間もかからず良好な育苗結果がほぼ確実にもたらされるのだから、
この技術は買いでしょう♪
あ、買いと言っても自分の人件費含めほとんど金かかってませんから!

日は昇っているのに、空は霞んでいる。
黄砂の季節が来ましたね。
この日はすごい強風で。
この風が黄砂を運んできたのだろうか。
雨や日照、気温だけでなく、風も栽培にとって重要な要素。
風が強いと各種作業はやりにくくなるが、雨続きの後は風があれば早くに乾くし、夏場作物が生い茂っているときにはしっかり風に入ってもらって空気を入れかえることも大事。
やはり、自然環境は恵みと損害の両方をもたらすもの。
とすると、
この黄砂にも悪いことばかりでなく何かよいことも、
あるのかな?
今日もハウス解体です。

ぎりぎり限界の時間帯。
これ以上暗くなると脚立を使っての作業は危険というギリギリです。
さてこのハウスが端境期対策として活用できるかどうか…
農業において、
端境期への対策や季節はずれ野菜で単価を高くしようとした場合に、
行きつく先はやはりここ。

そう、
ハウス。
古くなったハウスというものは、
自身の生活の中で栽培が重要でなくなった人にとっては厄介な代物となる。
解体や処分を業者に頼むと高くつくし、自分で解体するにしても結構な時間と労力を奪われる。
一方で、新しく栽培の世界に突入した新規就農者にとって周年安定して出荷する上でやはりハウスは魅力的。
でも新しいハウスを手に入れるには多額の資金が必要となるし、もし資金があったとしても経験の浅い状態でサラをいきなり使うのはリスキーな面もある。できれば安価なもので試験したい。
よって古いハウスが安価で手に入れたい、となる。
両者の思惑が一致したとき、
格子に囲われた世界が永き眠りから覚め、
再び動き出す…
トマトを除くナス科育苗の様子。

まあぼちぼちきっちり発芽しているように見えますが、
やはりピーマン類の発芽はあまりよろしくない。
中南米の出身ということで、やはり暖かい気候を好むのだろう。
常に暖かい熱帯チックなところにいたのか、夜温の低下に弱い。
ナスやトマト何かは夜温低下しても発芽にはさほど影響しないのだが。
(むしろナスは変温が必要らしい。)
まあなんとかこの寒の戻りを乗り越えてほしいものです。
溝掘りをしていまして、
ん?
土が動いた…

うしがえるぅ!!
これも擬態ですかねぇ。
最近は寒の戻りで寒めの日が続く。
一度冬眠から覚めたはいいものの、
体が動かん…
な状態の彼(彼女?)でした。
寒の戻りが明ければ桜の季節がやってくる。
春本番も近いですね。
ってなわけで、
以前から用意しておいたD型モグラ捕りを、
実戦配備するときが来た!
購入時の刃の様子↓

さすがにこんなナマクラにやられるほど奴らはザコくない。
自然相手ですからね、ナメたらあきません。
ってことで、

スーパー研ぎ澄ます!!
はっきり言ってデンジャラスです。
しょうもない道具といえど、こちらとしても取扱いに細心の注意を要する。
その分効果も期待できると思われ、
そして本日ようやく…
汚い写真で申し訳ないのですが、

少し前の写真ですが、
左のトンネルから出てきたネズミが右の白菜を食害したと思われます。
モグラ・ネズミ被害は以前からお伝えしておりますが、
この写真以外にも被害が頻発し始めております。
後で対策考えよ~
なんて言うてられへん状況になってきましたわ!
もう、
ガチでいかせてもらいます。
―続く―
遅れ気味だったじゃがいもの植え付けが、
ようやく終わりました。

できる限り地温を上げるため、炭を被せてみる。
こんな簡単な作業でも結構時間がかかるものです。
資材の物理性の問題でして。
市販のモミガラ燻炭なら固まったりしないから短時間で撒くことができるでしょうが、
安価に仕入れた資材はやはり使い勝手が悪い。
ま、時間や資金との兼ね合いですね。
他方では、
イモを植える深さやイモの向きなど、
細部にこだわりだすときりがない。
労働時間との兼ね合いで、どこかで妥協点を見つけないといけない。
まあ何の仕事でも同じことでしょうけどもね、
効率との兼ね合いの中で、
優先パラメーターを見極めることが仕事において最も重要なことでしょうね。
また、実際には意味のない”こだわり”も多いだろうので、
何が重要なポイントなのか、見極めが大事。
その辺は試行と経験と思考を繰り返さないと。
まだまだ未知の領域だらけですわ。
一日一日しっかりと動き、しっかりと考える。
それだけですね。
今日もじゃがいもの話しですが、

切断から植え付けまで少し時間があったのですが、その間に
発根がメチャ進んでる。
こんなん初めて見ました。
なぜに?
既にサイトウが仮説を立てていました。
何か別の現象を考える上でヒントになるかもしれないし、
別の部分で栽培に使えるかもしれない、
などと思いました。
またまたじゃがいものお話し。
じゃがいもはいくつかの切片に切りわけて植えるのが一般的ですが、
一切片あたりの目の数が一つだけだと何となく心配。
物理的な力でとれたりするかもしれへんし。
ってことで、一切片あたり2芽は入れたいと思ってしまうわけですよ!
しかし一方で、いも中のエネルギーは一つの芽に集中させたいということも考える。
となると、
植えつけ時は2つ以上の芽をつけつつ、萌芽する芽は一つと言う状況がベストということになる。
そんなわがままが通るのか!?

写真のように2か所の芽が真逆に位置するとき、
植え方と萌芽のし方によっては一つの芽だけ出ることが期待できるのでは?
なんて考えてます。
ま、弱い仮説に過ぎませんが。









