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2009年3月
っていうのは、僕のギャグへの反応のことではありません。
セレクトファームの育苗第一陣を切り、その定植の様子をお伝えしたサラダ菜。
現在の様子はと申しますと…
下位葉が軽く枯れてきてます。

ぬぅ…
思うに、この症状はこのところの「寒の戻り」による低温障害ではないでしょうか?
霜については被覆資材で防いではいますが、それでもハウス内で育った彼らにとっては最低気温が-1~3℃にもなる最近の状況はちとキビしい、ということなのでしょう。
もちろん、ハウス外に慣らすという手順は踏みましたが、その時期がちょうど寒の戻りに入る前の異様に暖かい時期でしたからね。
文字通りぬくぬくと育ってしまったのでしょう。
最初はカリウムあたりの欠乏症かと思いましたが。
どうも違うように思います。
低温の結果として欠乏症を誘発しているという可能性はありますが。
低温障害について詳しくはないのですが、どうも障害の出方は種によって異なるようですね。
写真はありませんが、当ファームのリーフレタスの場合、上の写真のサラダ菜のように縁から枯れ上がるのではなく、葉全体が黄~白っぽくなってきます。
まあ、温床に決着をつける!でも記したように、同じ科(この場合はナス科)でも低温への適応性がこれだけ異なるわけですから、低温障害の出方が異なるのは当然ですね。
生体反応を司る酵素や構造タンパクの構造・性質は温度によって大きく変わりうるもので、このタンパクの組成が種によって異なるから温度障害の出方も変わってきて当然。
低温が生体反応の具体的にどこらへんに悪影響を及ぼすのかは分かりませんが。
ま、そのへんは、我らが情報化農業研究所の齋藤が詳しく教えてくれるでしょう。
しかし、寒い・暑いというのは僕らも感覚で分かるので、障害の原因としては分かりやすいでしょうか。
ま、今回も低温だけが原因とは言い切れませんが。
おそらく、以前のカボチャの病気についても、低温障害で生体反応が弱まったところに菌が入り込んだという二次感染ではないかと考えています。
つまり、「播く時期が早過ぎた」というごくごくありふれた後悔が募るわけでして…(ToT)
ま、とにかく、
これから新規就農しようと思っている人は!
俺の失敗をよく見ておけ!!
ま、なんにせよ、伝えたかったのは、このレタス類たちを無事に育てるために悪戦苦闘しています、ということです。
我がセレクトファームのメイン圃場の土が、未だ発展途上であることは以前にお話ししました。
しかしとりあえず、種を発芽させることはできました。

↑これはアブラナ科の何か。

そしてこれは法蓮草。
法蓮草はpHに敏感で過湿にも弱いので、こやつのこの後の生育状況を見ればこの圃場の現状を知る手がかりになるでしょう。
なんとか彼らを確実に育ててゆきたい。
と切実に願う今日この頃。
昨日の予告通り、カボチャ苗の病気に施した対処療法について書きたいと思います。
まず、病班のひどい双葉は切除しました。

これは昨日の2つ目の写真の株です。
さらに、効果のほどは不明だが、直射日光で葉表面の殺菌を試みる。

そして湿気の多いトンネル内から出し、水を切る。
乾燥によって病斑の進行は食い止められているようです。
しかし、委縮は治らない。
いずれ露地に抵触すればまた濡れるし、菌も広がるだろうし。
やはり処分すべきだろうか…
数日前から気になっていること。
それは…
ぶっちゃけた話し、
うちの坊ちゃん(カボチャ)が病気にかかりましてん!
病変は主に二つ。

このように、双葉が委縮する。
この症状は程度の差はあれ、一袋の種に由来するすべての株(6株)全てに生じている。
立ち枯れ病だろうか?
もう一つはこれ。

双葉の縁に茶色または灰色の斑点が生じているのが分かりますか?
(左の葉についている大きいのは種皮ですから)
これも程度の差はあれ全ての株に生じている。
つる枯病または疫病か?
今日、昨日と、対処療法を施しておいた。
一般的には、こうなっちまった株は焼却処分すべきだろうが…
なんとか助けられんかなぁ。
今のところ本葉には病変はないし。
よい救助法を知っている方、教えてください。
行った対処療法の様子など、次回アップします。
ところで、2つ目の病気の侵入経路はこんな感じだろう。
ハウスのトンネル内部に結露した水の中に病原糸状菌の胞子が入る。
↓
この水が滴り落ちてカボチャの気孔または水孔に付着する。
↓
そこから植物体内部へ侵入
トンネル内部の結露は避けられない。
となると、踏みこみ温床をする場合、温床材は予め太陽熱消毒を行っておいた方がよいだろう。
または、温床の温度を菌が耐えられないくらいに(何度まで耐えられるかは知りません)初め爆発的に上げるか。
ここ最近、セレクトファームのメイン圃場では木質堆肥を施用しています。

材料は、木片(チップ)や木の葉から成ります。
実を言うと、一般的な農業の知識ではもう少し時間を置いて堆肥化を進めるべき段階のものです。
が、時間がないのと実験の意味とで、この「未熟」堆肥を使っています。
堆肥といえば牛糞が一般の主流だと思いますが、今のところ使用する予定はありません。ただ、実験的には一度使用してみたいとは思っています。牛糞の効果というものを今まできちんと見たことがないですから。
とにかく、実験が上手くいくよう、頑張ります!
以前育苗の様子を記したレタス類(サラダ菜)の定植が始りました。
こんな感じの苗に育ちまして、
(若干定植遅れたかも…)

根っこはこんな感じ。

しっかりと根鉢を形成していますよ!
まあ、あまり根が株元にぐるぐる巻きになってるのもよくないと思いますが…
そういう意味では、本葉3枚目を展開した段階が根鉢も崩れずなおかつ根も混みあわないベストなタイミングだと、今回の定植作業中に感じました。
(あ、根鉢の形成については育苗容器の穴のサイズによって多少変わってきますね。)
写真とるのは忘れましたが…
まあ、作業中というのは、作業をいかに早く進めるか、次の作業の段取りは、などということを考えてるから、そんな写真撮影なんてしてる余裕ありません!
なんていう言い訳もしつつ…
(実際は日暮れと雨降りに怯えて急いでました。)
ま、こんな風に無事定植できたわけでして。

今日の雨でしっかり活着やで!
トマトの鉢上げを済ませました。
こうなっていたのを…

このように植え替えました。

この大きさでも、一丁前にトマトの木の青臭い匂いがしました。
この匂い、かなり好きなんです。
夏を感じる匂いです。
しかし定植は5月。
収穫に至っては7月頃だろうか。
まだ道のりは遠いですね~
以前に話した通り、温床のやり直しをぼちぼちしようと思います。
なぜなら…
ナス科の苗の生育が悪いから!

トマトは比較的低温にも強いからぼちぼち順調に育ってますが、ナスとピーマンが遅い!
特にピーマンは発芽すらまだしてないものも!
ってことで、次のナス科播種を行う前に温床を再準備しようと思います。
ところで現在の温床はというと…

至る所にキノコが!
え?分からない?
これですよ、コレ!

確かに、我ながら分かりにくい写真やな…
まあ、そんなわけで、温床ならぬ菌床と化しているわけですよ!
彼らはセルロースやリグニンを分解してくれるでしょうが、温度は上げてくれんでしょう。
もしも温床の発熱持続がセルロースなどの高分子の分解熱によるというのが正しいとしても、安定な物質であるセルロースの分解が効率的に進むためにはスターターとして多くの熱エネルギーが要るだろう。
この熱は比較的小さい易分解性有機物の分解によって供給するしかないだろう。
ってなわけで、ヌカをアホほど追加すればいけるのではないでしょうか?
という単純な結論に至りました。
もう一つの手としては、すでに高温発熱中の木質堆肥が手に入るのでそれをそのままぶち込むか。
どちらにしようか…
昨日お伝えした通り、セレクトファームメイン圃場の物理性の悪さに苦戦しています。
この状況で今すぐに種を播いても良い結果は期待できないので、当初の予定を変更して応急処置的に別の圃場に種を播くことにしました。
それは、以前にじゃがいもを植えた圃場。
じゃがいもの隣に葉物を植えました。

3つの種まき筋がはっきりと見えますよね?
土の固まりが(メイン圃場に比べて)比較的軟らかくて小さいので、はっきりと見えます。
この圃場は1年前まで畑として作物を作っていたとのこと。
粘土質という点ではメイン圃場と同じはずだが、あんなに固まらない。
それはなぜか?
単純な答えですが、耕起や草の根による固い土の破壊によって中まで空気が入っているためだと考えています。
メイン圃場にももちろん草は生えていました。
しかし栗の木やススキなどの下には草は生えにくいし、なにより耕起していないから根による固い土の突き崩しはごく浅い層に限られる。
耕起→草を生やす、耕起→草を生やす、…
ということを繰り返していくと、ある程度深い場所の土の塊も細かくなっていくのだろう。
その意味では、荒地で新たに作付けする場合はあまり深く耕起しない方が無難かもしれない。少なくとも、短期的な結果を得るためにはその方がよいと思います。
話しは戻りますが、もしもこのじゅがいも圃場でも発芽が悪ければ別のところにも問題があることになります。
考えられることは…
それはまた後日。
春も近づいてきた今日この頃。
各種野菜の種まきをガッツリ行う!
…べき時期なのですが…
全国的にもそうかもしれませんが、ここセレクトファームでもほとんど2日に1回くらいの頻度で雨が降っています。
それに加えて、元水田→栗畑であったがゆえの重粘土+少有機質土壌。
予想をはるかに上回る手強さです。


というのも、この赤丸で示した通りの水はけの悪さとゴロゴロな粘土は、畑の耕耘や種の発芽にとってものすごく不都合なのです。
種を播いてもきちんと発芽させるのが困難な状況です。
しかしまあ、手はあります。
耕起の方法とタイミング、土壌改良など、可能な対策は尽くして、おいしい野菜を作ってみせますよ!
まずは、先日のナッパらの出陣の畝の様子をお伝えしておきます。

こんな感じで、3種が並んでいます。
ちゃんと発芽してくれよ~
で、今日のメインはナッパじゃありません。
踏み込み温床の温度がげき下がり!、なのです!
踏み込み温床のその後では上手くいったと思ったのに!
とにかく、再発酵を試みるべく、フォークで温床材のワラをひっくり返す。
すると、納豆を酸っぱくしたような芳しき香りが…(TOT)
酸っぱい?
発熱中の堆肥において、酸っぱい臭いがしてくるというのは聞いたことがない。
ヌカの糖質が酸になったのだろう。
それでpHが下がって高熱性セルロース分解菌の活動が弱められたか。
セルロースなどの安定な巨大分子が連続的に分解されてこそ発熱がキープされるのだろうと思う。
なぜワラのセルロース分解までいかなかったのか?、が問題ですね。
感覚的なものだが、美味く発熱している堆肥を考えたとき、「積む」という方法に秘訣が隠されている気がします。
①好気発酵のほうがエネルギーの利用効率がよくて菌の増殖が早い
②好気発酵のほうが発熱スピードも早いがその分冷めるのも早い
③よって嫌気性微生物メインの方が発熱が持続する
④しかし嫌気性菌は増殖が遅い
⑤嫌気性セルロース分解菌を優占させるためには、その前段階として高温環境でその他の菌をぶちのめしておかないといけない
こんな風に考えると、
①好気的環境と嫌気的環境を適度に共存させる
②まず好気性発熱菌がいち早く増えて高温環境を作り、耐熱性のない菌をぶちのめす
③嫌気的発熱菌がじわじわ増え、同時に嫌気的エリアもじわじわと広がって嫌気的発熱菌の王国ができあがり♪
こんな発熱持続の理想の環境が、「積む」ということでなされるのかな?
なんて思いました。
あくまで仮説ですが。
ちなみに、今日は適当にヌカと水をぶちこんだだけのテキトーな対処法をしてしまいました。
今考えたことをもとにして、またやり直してみよう!
本日、じゃがいもに続いて、本舗に種まきを完了しました!
実はじゃがいもを植えたのはサブ圃場で、今日の畑がメイン圃場になるので、何か感慨深いものがあります。
今日植えたのはアブラナ科の面々。
水菜、小松菜、山東白菜のお三方!
え?山東白菜ってどんなんって?
そんなん、僕も知りません!
馴染みのない品種だったのでとりあえず試しに播いてみようかと思いまして。
どんなのか知りたければ!
是非とも!
セレクトファームの野菜をお買い上げくださいm(_ _)m
追伸
今日の種まきから、強力なアイテムが登場しました。

播種機「クリーンシーダ」です。
この相棒を片手に、春に向かってどんどん種を播いていきますよ!
ここんとこ、雨ばっかり!
今日も雨…
ってなわけで、昨日までの晴れはかなり貴重なタイムだったわけですよ!
その間に、無事じゃがいもを植えることができました。

水田跡地のため、水はけ改善には苦労します。
腐らずに、無事にたくさんの子イモをつけてくれますように…









