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キュウリ2011
厳しい残暑が続く中、
あの地這いキュウリたちは一時草勢が衰えていました。
しかし数回の水やりと、それに続く昨日の雨を受けて、

少し草勢が回復し、
実付きも良くなってきました。
しかしこの圃場は排水不良なところで、
日照続きでも畝は湿り気をキープしていました。
にも関わらず、
水やり&降雨後のキュウリの回復ぶりは目を見張るものがありました。
このことの一つの要因は、
キュウリが浅根性だということでしょう。
キュウリを栽培していると、
キュウリが根を垂直方向よりも水平方向に伸ばそうとしていくのが、
実際に畝の表面に出てきた根の動きによって分かります。
だから畝表面が濡れている状態でないと水の吸収効率が上がらない可能性がある。
しかしなんとなく、
ここの土は浸透圧が高いのではないかと思うのですが。
いや、
なんとなくの感覚なので間違っているかもしれませんが…
台風12号に伴う先週金曜からの雨ですが、
今日まで続きました。
幸いにも当ファームでは大した被害というものは生じませんでした。
(オクラが一本倒れ、ナスの枝が数本折れ、作業小屋を囲むブルーシートが破けたくらいです。)
しかし雨の時間が長かったので、セルトレイ苗が徒長したりもありました。
これについては、苗管理についての良い教訓を得ましたが。
さて、
まあ雨が続いた中でも弱い雨の時間帯はもちろん畑で作業していたわけでして。

これは例の地這いキュウリです。
雑草どもからしっかり救出し、追肥をかましてやりました。
これから雑草たちの生育速度は遅くなる方向に向かいますが、
最低でもあと一回は草取りに入らねばならないだろうか。
キュウリの収穫は霜が降りるまでの間だろうけど、
まだ残暑は続くでしょうから。
今まで収穫・出荷が続いていたネット誘引キュウリですが、

白っぽく枯れてきて、
ついにその役目を終えようとしています。
一方、
地這いキュウリはというと、

順調に勢力拡大を続けてはいるものの、
雑草との激しいバトルに遭遇しているようです。
葉っぱをかき分けて目を凝らしてみると、

既にミニキュウリがなっていました。
しかし当然ですが、
この地這いキュウリの収穫作業は、とっても面倒くさいのです…
改めて実感します。
でもまあ、
ネットキュウリたちがほぼ終了してきたので、
地這いキュウリたちには頑張ってもらわねば。
例の地這いキュウリですが、
ぼちぼち順調に生育してると思います。

親づるは摘心して子づるが伸びていますが、
この地這いキュウリは孫づるに着果する習性らしい。
通常のネット誘引キュウリは親づるから着果するので、
この点には注意が必要ですね。
しかしカボチャもそうですが、
地這いする品種は、
親づるからガチで実をつける品種は選抜されてこなかったのだろうか?
一本のつるだけ伸びていくより、多方面に子づる孫づるが伸びていくほうが、
面積の有効利用の点でも管理しやすいということかな?
まあ何にせよ、
着果習性を知らなかったら悲劇です。
キュウリの世代交代はまだ完了しておらず、
キュウリの出荷に空白期間ができるのではないかと心配していたのですが、、

この雨も追い風となり、
先輩であるネットキュウリがまだ頑張って実をつけてくれています。
盆を過ぎると昼間はともかく、
夜温が涼しくなってきますよね。
おそらく朝露による水の供給なども増えたりして、
夏バテしていた野菜たちが息を吹き返しやすいのだろう。
このキュウリもそんな感じがします。
まあとにかく、
地這いキュウリが実をつけるまで頑張ってくれ!
少し前に植えた地這いキュウリ。

あのときはこんな感じで本葉2枚でしたが、
今は、

順調に生育して本葉6枚ほどになりました。
このキュウリ苗の周囲は、

見事に苗回りの、
水やりをした部分だけ雑草の発芽が集中している。
恐ろしい雑草の勢いです。
まあ雨が欲しいのは、
今の時期、
人も含めてほぼ全ての生物に共通の願いではないでしょうか。
最近の野菜セットの主要メンバーであるキュウリ。

そろそろ勢いに陰りが見え始めてきました。
まあ大体、盛夏に入るとキュウリはそうなります。
で、
上の写真ですが、
キュウリの背後に白い帯があるのがお気づきでしょうか?
反対側から見ると…

ネットに覆われたエリアが!
ネットの中を覗いてみると…

まだ子苗のキュウリが!!
キュウリの世代交代を図るため、
暑さに強い地這いキュウリを植えたのです。
ネットはウリハムシの攻撃を防ぐため。
まだ小さい苗には、ウリハムシの攻撃に耐えられる力がありません。
早く大きくなって、
世代交代を実現してほしい。

これまた血色のよろしくない、植えてまもないキュウリ。
まあ回復してくると思いますが。
この品種は、低節位には雄花ばかりの性表現を示す品種のようです。
もともと早どりには向かない品種かもしれません。
しかしまだ葉が少なく生産力の低い段階では雄性配偶子に投資した方が、
たくさんの葉が展開できるほどまでに成長できたら雌性配偶子に投資した方が、
繁殖成功は上がると思われるから、
今回の品種はある意味野生型に近い品種なのかもしれません。
生物の性表現の話しはおもしろく、
繁殖成功や進化、淘汰という概念をもとにして、
数理モデルでとても綺麗に現象が説明できたりする。
学生の頃、生き物の進化ゲームという本でちょっぴり感動しました。
野菜の生産も、計算通りに綺麗にいけばいいのですけども。








