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束の間の飽食時代なのか!?

2010年01月17日|パーマリンク

前回のお話し→大規模化・効率化の向かう先とは

 

(今回の話しも仮説性が強いこと、予めご了承下さい。)

 


では、有機資材が不足するとどうなるか?

 

 

有機資材を入れる目的はいろいろあるが、その一つに保肥力向上がある。

 

簡単に言えば有機資材の分解産物には負電荷が多いため保肥力が高まる。

 

 

じゃあこの保肥力が低下するとどんなことが考えられるか?


 

1.まず必要な肥料の量が増える。

保肥力が低いと土壌から肥料分が流亡しやすくなる。

このため、肥料投入量が増やされる。

 

2.次いで農薬使用量も増える。

肥料投入量が増やされると病害虫の被害が増えると予想される。

このため農薬の量も増やされるだろう。

 

3.さらなるコスト削減が要求され、悪循環に陥る可能性がある。

上記のようなコスト・労力が増加する。

さらに土壌の物理性も悪くなっているのでこの点でもコスト・労力は増えると予想される。

結果、コスト削減のために行ったはずの資材投入カットがさらなるコスト削減を要求する。

 

 

以上のようなことが考えられます。

 

上記のことはあくまで仮説ですが、ただこの仮説を支持するともとれるような情報及び現象は見聞きしております。

 

有機資材と肥料流亡に関しては、ダイレクトにこの現象の現場に滞在したことがあります。

きちんと肥料を置いているはずなのに、例年のような肥効が見られない。

この時出た結論が「有機資材不足が原因ではないか」ということでした。

過酷な出荷スケジュールに追われて有機資材投入にまで時間を割けなかった。

この後、低コスト・低労力で有機資材を得るためにグループのみんなはこぞって緑肥をまいた。

 

 

肥料量に関して、慣行農法の栽培解説書においては一様にやけに多い量が書かれてあります。

僕からすれば明らかに過剰だと思われるような量。

このことも、生産量の多い大規模農家の有機資材不足の畑に求められる量にまで対応しようとしてのことだと考えれば納得がいきます。

 

 

また、慣行農法の方から農薬の必要量が昔よりも増えたという話しはいくつか耳にしました。

この点は強大な力は世界の単純化を導くの理論も大きいでしょうが、施肥量との関連に注目するなら上記のような理屈も十分考えられる。

 


 

まあなんだかんだ書きましたが、

農薬と化学肥料を基礎とした体系は、確かに効率化・大規模化を可能とし、そのおかげで現在の食料の量と低価格が保たれているけれども、その方向性を追求すればするほど農薬・化学肥料(もちろん石油も)への依存度が高まって、資源の価格や量が少し変動しただけで大打撃を受けるような脆弱性があるのではないかと。

 

 

う~ん、

なんか今回の話し堅過ぎ!?

 


 

一方で野菜の品質に注目した場合、上と同じような理屈で有機資材の有無が大きな変化をもたらすと考えられる。

 

これについてはまた後日。

 

適当な画像がなかったので、今日は大空でも見て自然の雄大さを感じてください。

 

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