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新規就農リアル論 ~序章~
ついに…
ついに恐れていたことが起こってしまった!

↑イノシシに倒されたつるむらさき株
イノシシが作物に実害を及ぼし始めた!
この圃場がイノシシ発生地帯に属することは聞いていたし、お隣の畑に電柵がしてあることも知っていた。
とはいえ、サツマイモやジャガイモ、かぼちゃなど糖質の貯蓄態的な野菜は真っ先に狙われることは至る所で聞いていたが、それらの好物を植えなければ大丈夫だろうと甘くみていた。
しかし、おそらくイノシシは人間という種の誕生以来、互いの生息地の占有をめぐって戦いを繰り返してきた相手。
一昔前、農山村に人がたくさんいた時代は人間がうまいことイノシシを山奥に追いやっていたわけで、
本来的には、イノシシは里に降りてもっと食いたいわけです。
そして農山村に人がいなくなりつつある現代では、イノシシのやつらはその本能にまかせて食いまくるわけです。
そこにおいて、イモ・カボチャなどと同様にイノシシの好物であろうミミズ(ミミズは栄養価が高いらしい)が豊富に湧いた畑など、狙われないはずがない。

↑一度イノシシに掘られた土でさえ、少し掘るとこの通り。
2日前くらいだったか、当ファームに見学者の方がいらっしゃった。
脱サラ・新規就農を可能性の一つとして考えているとのこと。
彼自身はどうかわからないが、最近のメディアの農業ブームの影響で新規就農希望者は増えていると聞く。
どちらが先なのかは分からないが、不況による雇用の不安定化であぶれた労働者の求職活動とメディアの煽りが同調しているようだ。
農作業のパート・バイトに就くというのであればまあそれはそれでプー太郎よりはましなのでアリかもしれない。
しかし新規就農となれば話しは別。
リアルな新規就農の現状を知った上で判断してほしい。
新規就農の現実は、僕のようにまったくどこのグループにも属さずに始めるタイプであろうが、より一般的にどこかの出荷組合に属したり、行政の支援を受けたりしているタイプであろうが、ほとんど変わらないように思える。
むしろフリーであるほうが無茶な労働負担や借金を背負わずに済むかもしれない。
つい先日、出荷組合に属している新規就農の先輩が来てくれた。
彼は廃業するということだった。
僕自身、就農してもうすぐ1年が経とうとしている。
メディアで農業の上っ面ばかりが取りざたされている(らしい)昨今、そろそろ僕みたいなやつが就農のリアルについて話し始めるべきなのかなという気がしました。
決して、「ヤバいから就農するな」と決定づけているわけではないですが、この道でいっぱしに食っていくためには相当な能力と運が必要なのは間違いないと思います。
今回から、何回かにわけて、新規就農のリアルについて書いていこうと思います。
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