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新リ論 ~獣害への対処法は?~

2009年08月25日|パーマリンク

でまあ、

 

 

獣害が発生したら被害は甚大ですよと。

 

 

直接的な農作物の損失以外にも、被害の修復や再発防止などにかかる設備費や人件費などもろもろ飛びますよと。

 

 

手をかけて育てた作物たちが一夜にしてやられたことによる精神的ダメージも大きいですよと。

 

 

防獣ネットや電柵を張ったり夜中に見回りに行ったりという防衛作業はかなり虚しく、これも精神的・肉体的・経済的ダメージが大きいですよと!!

 

 

ここまでが前回お伝えしたかったことです。

 

 

これを踏まえた上でさらに、獣害のもつ致命性を決定づけるのは、

 

 

獣害を継続的に防ぐ有効な手立てが今のところ存在せず、その上獣たちは今後ますます平野部へとその生息範囲を降下させてくるだろうということです。

 

 

つまり、今現在電柵やらネットやらで何とか防げているようなイエローゾーンでも数年後にはレッドゾーンと化す可能性が高いということです。

 

 

 

 

 

↑当ファームの裏山の向こう側の田んぼ。

 

ワイヤーメッシュで完全に囲ってある。

 

ここもいつまで作物を作れるだろうか…

 

 

 

農山村に人がたくさんいた頃は山奥に追いやられていた獣どもも、山間部生態系の荒廃や農山村に人があまりいなくなったことなどから頻繁に山から降りて来るようになってきているようです。

 

 

彼らの行動範囲が平野部へと拡大すればそれに応じて獲得できる餌の量も増えるわけで、個体群の繁殖成功も増えていくでしょう。

 

 

となると、その被害は加速度的に増えていくことになる。

 

 

もちろん猟師さんに捕獲されたり有害鳥獣駆除されたりもするが、獣の繁殖速度にはとても追いつかない(特にイノシシ)。

 

 

これまで人間が木材や農産物の生産の場として活用していた土地が獣たちによってどんどん制圧されていくようなイメージですね。

 

 

個々の農業従事者の方たちはものすごく頑張って対処なさっているようですが、残念ながらことごとく獣に敗退しているという話しばかり耳にします。

 

 

それも当然、冒頭にも書いたようにその対処に要する経費・労力が経営に相当なダメージを与えるからです。

 

 


 

この話しを展開していくと、食料生産の場が減って食料生産量も減って食料危機うんぬんとかの話しにもなったりしますが、そんなことは今はどうでもよい。

 

 

農業従事者にとって重要なことは、獣害が発生した(あるいは近いうちに発生が予想される)農地は早めに諦めて別の場所を探す方が賢明だということです。

 

 

現在獣害と闘ってらっしゃる方には失礼な話しですし、またそのような方々の努力には敬服致しますが、

 

今後就農を考えている方に「頑張って獣害と闘おう!」なんて言うのは、「さっさと辞めちまえ」と言うようなものでしょう。

 

これが現実。

 

 

新規就農者は獣害にぶち当たる可能性が特に高いと思っています。

 

これについてはまた後日。

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