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山間部生態系の荒廃に想う
以前獣害の話しで触れた、山間部生態系の荒廃、について僕の知るところを書くとしましょう。
何を隠そう我がルーツは奈良県南部のド山間で、こんな感じのとこです。

8月の盆に墓参りに行ったときのこと。
ちょっと見慣れない光景があった。

家の前にミョウガが生えているのはいつものことなんですが。
今回は何か違う。

…葉っぱが軒並みかじられてます。
たぶんシカやろと思う。
ミョウガなんてあまり食われないと思うが、よっぽど食うものがないのだろう。
それもそのはず。

山には杉・桧ばかりで、

林床には、わずかにシダが生えるのみで、ほぼ枯れ枝の赤茶色一色。
シカの食い物なんておよそ見当たらん。
オヤジの話しによると、こんな傾斜地でもかつては田・畑として作物生産がおこなわれていたとのこと。
その当時は人ももっと住んでいたので、田や畑以外にも生活に係る様々なことに山の土地を利用していたことだろう。
さらに、材木の値打ちも今と違って良かったので木の伐採や運びだしの回転ももっと速かったに違いない。
この山間部生態系の荒廃が獣害にどの程度の影響を及ぼしているのかは分からないが、関係がないとも思えない。
特に、獣害発生の季節変化には影響があるのではないか。
今年の春は、当ファーム所在地周辺でもイノシシの被害は聞かなかった。
近所の方によると、「今イノシシは山の中でタケノコを食っている」とのこと。
まあなんにせよ、都会以外の「田舎」と呼ばれる地域の土地がどんどん死んでいくのを感じる。
獣害のことも考えると、それらの土地にはすでに利用価値がない、とさえ思えるから。
都会と田舎。
裕福と貧困。
前世代と次世代。
いろんなことがアンバランスに思える。
いろんな問題の根源は同じひとつのところに収斂するように思える。
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コメント
- 齋藤 毅その写真の場所は
"俺たちは前世代、都会とのギャップのための尻拭いか?"
と思うようになったきっかけです。
前世代が生み出した人為的な生態は
今の経済社会とは合ってない気がする。
まぁ、
何にせよ、
やらなきゃ何も始まらないので、
がんばってください!
としか言えないな2009年09月25日 09:35 - 西前時代の移り変わりは必然やし、俺らもその連続性の中にいるわけやから、尻拭いとは思わんけども。
まあこの農山村の問題にはあまり深く関わりたくもないですし。
しかし時代が進むほど利用できる土地が減ったりするってのも、おかしな話し。2009年09月25日 22:59 - おの@出身は斑鳩こんばんわ。
西前さんのルーツは奈良南部にあったんですね。
実は僕の祖母やら一族も奈良最奥部、十津川村に住んでいます。
僕が中学のときにじいちゃんが亡くなって、
それまで薪で沸かしていた風呂がガスで沸くようになりました。
ぼっとん便所はウォシュレット付になりました。
ウチの中は進化していく一方で、
10件程度の集落だったのが、半分くらい空家になりました。
移動販売の魚屋さんはこなくなりました。
山に入ってもマツタケがとれなくなりました。
なんだかなぁと思います。
ばあちゃんは何も文句は言わないけれど。
2009年09月28日 23:34 - 西前こんばんは。
十津川ですか!?
ホンマに再奥部ですね~
我がルーツはそれよりは少し町寄りかと。
ま、似たようなもんですね。
十津川財政は黒字だそうですが、それでも土地利用・人口という点ではたいていの田舎はさびれる一方ですよね。
分業は発達して生産力は発展するけれども、それゆえに個々の人間の力は弱くなって都市というシステムの中でしか生きられなくなるってのも皮肉な話ですね。2009年09月30日 23:36








